思うところ。とはいえ大人なので聞き分けられるけど。

今更ですが、夢色キャストをインストール。

 

終わりを迎えることを知っていながら、おそらく今から始めてもストーリーや楽曲をすべて開放することはできないと知りながら、でも、どういうゲームなのかを知りたくなりまして。

 

夢色キャスト、めっちゃ良いゲームです。

凄い良いです。

何故今までインストールしなかったんだろうと思うほどに良いゲームです。

 

私がインストールしなかった理由は多分絵が個人的にそこまで刺さらなかったというか、微妙かなと思っていたからなんだよね。あのストーリーパートでキャラがゆるく揺れてる感じが、別にそういうのはなくていいんだけどな、という。

しかしながら、実際ゲームやってみると、…まあ、やっぱり別に動かなくてもいいかなとは思うけど、とにかく、絵は繊細で美しいです。カード絵も綺麗。モブキャラも綺麗だから、どこまでがメインキャラなのか分からなかったほど。いやー、これはクオリティー高いと言わざるを得ない。

 

それから、ストーリーです。これもなかなか秀逸というか、メインストーリーというなかなかのボリュームのある物語を展開させながら、各キャラ個人との恋愛ストーリーも分厚くある上に、モブの子たちにもモブストーリーを当てがい、その上でイベントまでやってる。

凄いよね。どんだけーとイッコウさんみたいに指振っちゃうゾ。

 

楽曲もなかなか。ミュージカル調で面白い。私は好きですよ。そしてたまに歌無しBGMとかプレイさせられるのとかも斬新。ミュージカルだもんね、どんなミュージカルなのか分からないけど、でもミュージカルのサントラの雰囲気は味わえる感じかな。

ただひとつ難点あるとしたら、肝心の音ゲームがいまひとつだったかな。

 

あとは、そうそう、

楽屋に行ったり、舞台を飾ったり。

そういうことまで出来るのね。面白いね。

 

そりゃあ、もう、こんな盛りだくさん楽しめちゃうなんてさ、

これ、無課金で遊んじゃダメなやつじゃん。て思う。

お金払って遊ぶゲームちゃいますか?

というか、しっかり固定客ついてるんだから、今後月額いくらか取って、その上で課金枠残す感じで再スタートしても良いのでは?とすら思った。

 

そんなわけで、こんな良いゲームが3年で終了を迎えてしまうわけはなんだろうかと考えた。

良いゲームなだけに、金はかかっているのだろう。採算が合わなくなったとすると、つまりはユーザーの財布の紐は思いのほかきつかったということか。客層の問題なのか、沼を恐れぬ猛者を呼び込めなかったのかな。カードやグッズ集めに注力させる仕組みになってないのかな。

 

そうじゃないなら、物語の展開を見出せなくなったとか?いや、でも、劇団という設定だからいくらでもお話は作り出せると思うんだけどなぁ。特にイベントストーリーはどうとでもなるだろうし。

でも、手の込んだゲームのシステムなのかもしれないから、新しいストーリー作れば作るだけ赤字が膨らむみたいな状況なのかねぇ。分からんけど。

 

あとメディアミックス何をやってたのか調べたところ、アニメ化はしてないのね。アニメやればゲームのほうもご新規増えただろうに、勿体ない。舞台より間口広いから、2.5次元やる前にアニメしたほうが良かったんじゃないだろうかとか、

 

まあ、たられば言っても仕方ないんだけど。

 

良い作品が唐突に切られるのはキツイ。

本当に勿体ないとしか言いようがない。

それでも、そうするしかない事情があるのだろう。

プレーヤーたちのやり場のない悲しさは、当然ゲームを生み出した側に向かって放たれることになるのだけど。おそらくね、生み出した側の人たちの方が辛いと思うんだよね。仕事だとしても、沢山の関係者に頭下げて回ってるのもスタッフさんたちだろうし。まだまだ人気があったコンテンツを畳むのって簡単じゃなさそうな気がするよ。

 

いつか、もう一度、新しくなった夢色キャストをプレイできる日が来ると良いのだけど、と願ってやみません。

残りの日々でどこまでやれるか分からないけど、沢山プレイしてキャラたちを愛でようと思います。